腸は消化・吸収をはじめ、毎日の健康を司る様々な働きを担っています。その働きは体の内側だけではなく、体の外側にある皮膚の状態とも関わりが!?皮膚と腸のつながりは「皮膚腸相関」と呼ばれ、さまざまな研究によって明らかになってきています。
今回はその意外とも思える関係に迫ります!
腸の働きといえば、まず挙げられるのが消化、吸収、そして排泄です。栄養素を吸収し、不要なものや有害なものは便として体外へ排出する役割だけではなく、ウイルスなどの体内への侵入を防ぎ、感染を予防する免疫機関としての需要な役割も担っています。
さらに、腸はストレスや不安感といった精神状態と関連がある(脳腸相関)と考えられていて、そのメカニズムの解明が進められています。

腸と皮膚の関係は「皮膚腸相関」と呼ばれ、腸内細菌叢や腸管バリア機能が皮膚の状態(アトピー性皮膚炎のほか、ざ瘡や乾癬などの炎症性の皮膚疾患の発症)に関与していると考えられています。また、皮膚の炎症により腸内細菌叢や腸管バリア機能が変化することなども報告されており、双方向性の関係が存在すると考えられています。

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皮膚の炎症が腸炎の悪化を招く
「皮膚-腸相関」のメカニズムを発見
-乾癬と炎症性腸疾患の合併症の治療戦略に期待-(慶應義塾大学医学部)
▶︎ https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2018/11/6/28-49380/ -
腸と皮膚の新たなクロストーク:
腸内細菌叢を変えて皮膚の健康に影響を及ぼす
脂質分解酵素の発見(日本医療研究開発機構)
▶︎ https://www.amed.go.jp/news/release_20220126-02.html -
脳・腸・皮膚の相互作用を利用した精神的ストレスを緩和する
機能性食品素材の開発(日本生物工学会)
▶︎ https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9711/9711_tokushu_2.pdf

皮膚と腸のつながりは、「カルピス健康通販」の腸内フローラ検査「マイフローラ」のデータでも関連する可能性が示されています。判定結果から、どのような皮膚腸相関の可能性が見られたのでしょうか。
女性(1,745名)を対象に、「肌悩みなし」と「肌悩みあり」の2つのグループに分け、腸管状態指標(腸管免疫指標)の結果(A:良い〜E:悪いの5段階で総合的に判定)を集計しました。
腸管状態指標(腸管免疫指標)とは腸管内免疫機能との関わりが深い菌のバランスを判定する指標です。
マイフローラの検査データから、
皮膚と腸内環境の間に関係がある可能性が示唆されました。
さまざまな場面で健康を支える腸と菌の働き。その可能性はさまざまな研究が進み、成果が明らかになるほど高まっています。食事や生活習慣の改善による腸活は、便秘やおなかの悩み対策のみならず、免疫やストレス、肌悩みなど、全身の健やかさにつながる日常的なケアだと言えるでしょう。これからも腸と菌の可能性に期待しつつ、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思います。







